昨夜のどぶろくshockも覚めやらぬ2日目。
本日は「日本にやってくる等身大のベトナム人」達のありのままを知る為、ビンフック省にある地方集落を散策していきます。
庭で普通にバナナが成ってる…😀
昨日大歓待を受けた弊社スタッフHongのご実家がある集落です。
ビンフック省は首都ハノイ北西に隣接するベッドタウン。田園地帯の中に日系や韓国系の工業団地が点在し、日本で言えば埼玉県の様なポジション。でも景色だけなら沖縄県北部の本部町や今帰仁村に似てるかも🤔ハノイ中心地から車で40分~60分程度の位置関係にあります。
経済発展著しいベトナムではありますが、この人口200名程の集落には1950~60年代の日本の様な風景が残っています。
好奇心旺盛な少年が遠巻きに我々の様子を偵察していきますw
かつて村娘だったHong姉ちゃんがいきなりスーツ姿の外国人を連れてきたので、当然村はザワつきますよね。
村の雑貨商店。発展途上国で地方集落の人々の仕事といえば『農業』か『工場労働者』か、『個人商店』の開業が王道です。
商店は、近くの大きな町の卸売りマーケット(昨日訪問した市場)で仕入れてきた商品に1~2割くらい利益を乗せて販売しています。
ノーヘル&サンダル姿の原付🏍に交じって、牛が散歩する風景…。
Hong曰くこの牛たちは食肉用なので、飼育している農家は高所得の部類だそうです。…食肉用が勝手に街を歩いてるってどういう状況???
農耕用に飼育されている水牛さんも放し飼い中でした。
さて、多くのベトナム人留学生や技能実習生たちが、どんな町で育っているのか少し想像できましたでしょうか?まるでNHKの朝ドラに出てくるような、少し貧しいけど皆がのんびり・活き活きと生活しているこの村で、何故🗾日本を目指す若者がたくさん現れているのか?
その原因はこれです➪
🏠実習生御殿✨
普通の家庭がこちら➪
壁は剥離しまくったモルタル。玄関はガタガタの木戸。冷房はなく30年物のナショナル製扇風機のみ。
そんな集落に突然の…鉄筋コンクリ3階建て。
エアコン完備で玄関は三和シャッターで自動車ガレージ付き。
こんなのをお隣のお兄ちゃんがやってのけたら、『僕も❕私も❕』と沸き立つのは当たり前です。
というか寧ろ親御さん達が『アンタちょっと日本行ってきなYO』と焚き付けているのが実情でしょうかね🤔
長閑な環境で過保護な家族に囲まれて育ってきた若者が、大した覚悟も生活知識も無いまま突然、『自己責任国家』日本に送り込まれる訳ですから、そりゃ疲れちゃうよなぁ…。というのが今回の集落訪問での教訓でした…。
因みに最近では、採用したベトナム人の実家を訪問する!という日本企業や学校法人も増えているそうです。
一人一人の生育環境を見て、親御さんの歓待を受ける事で、受け容れる側の日本人にも効果的な生活支援方法や決意が湧くのかも知れませんね。
因みにこの後、地元の高校生や大学生たちが集う、学生街の大衆食堂にも行ってみました🚗
⇧最後の画像に映っているスープは、キャベツの茹で汁です。ご飯がパサパサだから、茶漬けの様にして食べて♪との事。無理です。
⇧Kitchen…というか中庭で、タンクトップ姿のオッサンが調理、というか工作をしています(;’∀’)
そして
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トイレっぽい穴。 ん?トイレかこれ?
多分となりの水槽から手桶で水を流す、懐かしのStrongスタイル。
Shimura『いやぁ。ホンちゃん凄いねぇこのトイレ。この辺の若者はみんなこういう環境を経験して育ってるんだねぇ。』
Hong『そうですねぇ。私は使った事ないですけどw』
…そういう所だぞ、ホン。
午後は大都会ハノイに戻りまーす