ブログ2019.10.30
10月更新ギリギリセーーーーーーーッフ‼😝
毎度毎度の緩慢更新、ご覧いただきありがとうございます。
今月のテーマは『就活』🙋です。
来春の卒業に向け、留学生各位の就活戦線はまさに今たけなわ🎉
心優しいYoichi代表の下、名古屋に…仙台に…と実働部隊はまさに東奔西走の10月です🚅←←←
ご協力頂いている専門学校さまのご尽力もあり、今秋は既に90名以上の新卒学生との面談を行う事が出来ました。
🏢グロ―アップ社は人材紹介会社というその特性上、📝求人内容の説明と👫学生の経歴確認以外にも
『面接対策/キャリア指導』に注力しています💪
面接対策といっても、入室の仕方や着席の仕方を指導する訳ではありません🙅
アドバイスしている点は『話し方/話す内容』についてです。
面接する留学生達の書類上のSpecは申し分ない方々ばかりです。
しかし、いざバイト経歴や将来の夢・日本で働きたい動機について質問すると
突然フワッとした中身の薄い珍回答が返ってきてしまう…😅😅😅
実は仙台で面接したN1級の🙎中国人女性(23歳)から言われた事があります。
『日本語は聴き取れているし、意見も持っているので問題はない。でも、質問に何て答えるのが正解か分からないんです💦』
こちらの質問に対して、留学生達はいわゆる『正解』の回答を探そうとしてしまいます。コミュニケーションというよりテストとして面接に臨んでいるかのよう…。
更に敬語表現や使い慣れない固有名詞にまで気を配る内、回答内容が薄くてフワッとしたモノになってしまうのでは無いでしょうか❓
採用担当者が知りたがっているのは、良い事も悪い事も含めた【具体的事実】であり、学生の人生背景や意欲まで含めた【人となり】です。
面接に臨む留学生達にグロ―アップ社員が伝える事、
それは『🙋働きたい留学生は沢山いる。その中からアナタは選ばれなければならない。会社がアナタに高い月収を安心して払いたくなるような、そんな自己PRをアナタは準備できていますか❔』
タイトルにも書きました、就活=自分のプレゼンテーション。という考え方です。
見方を変えてみれば、平々凡々と箱庭で育った日本人学生よりも、
外国人留学生たちが歩んできた道/経歴の方が、
かなりユニーク✨且つスパイシー💣な事が多いです。
『私の実家は水道も電気もなく、家業の米作りだけでは半年分の生活費しか稼げません。だから夏になると山に登って冬虫夏草を取ります。山は危ないけど、冬虫夏草は中国に高く売れるから。私が日本に来たので、今は妹が山に登ります。私は日本で一所懸命働いて、経験とお金を得て、故郷の家族を安全で豊かな生活に変えたい。』
👆私にこう伝えてくれたのは、ネパール西部の山岳地帯から三重県に留学中のナワラジュ君です。
彼の肌は山岳の日焼けで真っ黒でした。
如何でしょう❓私はこの話を聴いた時、彼の仕事に対する覚悟や忍耐力はかなり信頼できそうだと感じたのですが🤔
そんなナワラジュ君でさえ、いざ採用面接で自己紹介をやらせてみると…
『私はナワラジュと申します。ネパールから参りました。いま26歳です。留学生です。よろしくおねがいします。』😖
いやいやいやいやいやいやいやナワラジュさぁぁぁぁーーーん。もっとアピールできるトコあるでしょーーー😭
当然の事ながら、留学生だって20年近く生きてきた大人なので、掘り下げれば🎬映画一本分くらいのストーリーをそれぞれ持っているハズ。
しかし彼らは、そのストーリーを相手に伝える必要性を理解できていません。価値に気付いていない。
なんと勿体ない!
日本人側もあまり個々人の背景を掘り下げられず、『日本語が未熟!』の一言で人材を切ってしまっていては、お互いタダの消耗戦です。
本来、外国人を雇用する事の一番のメリットは、異なる文化や価値観を持った仲間が加わる事による現場の変化と成長…。
だとしたら、彼らがどんな文化的背景やモノの捉え方をしているのか、把握しておく事に損はないハズ❕ ですよね?
☀☀☀
学校の就活指導担当の皆様、御校学生の「自己紹介」をcheckして差し上げてください🙏
パーソナリティを表現する(他者とは違う)面白いプレゼンになっているでしょうか?
来日したての日本語学校で仕込まれたテンプレートの自己紹介文をなぞっているだけなら、大至急テコ入れを!!
☀☀☀
…すみません、今回も文字多めになってしまいました。読みづらいなぁ…でもまぁ、仕方ないよね、ビックリするほど忙しいし
最後になりますが、
先日参加させて頂いたセミナーで拝聴した、海外展開されている企業経営者の方のお言葉です。
『日本語学力=意思疎通力、ではない。日本語が上手だからといって、相手に通じているとは限らない』
勉強を通じた基礎語学力の向上はモチロン大切ですが、《コミュニケーション》というのは双方向なので
日本人側の歩み寄りや汲み上げ方ひとつで、かなり改善できるよ!って話でした。 感銘。